ダイヤモンドヘッドの登山予約方法から行き方を解説【2023年版】

オアフ島最南端の海沿いに位置し、ハワイ観光のおすすめスポットとして常にその名を挙げられる「ダイヤモンドヘッド」。海岸や遠目から眺めるだけでも美しいのですが、せっかくハワイに来たなら一度は登ってみたいですよね。

そこで今回は、ハワイのランドマーク・ダイヤモンドヘッドの登山予約方法やアクセス、登山におすすめの服装などを解説していきます！

ハワイ旅行でダイヤモンドヘッド登山を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。

ダイヤモンドヘッドとは

ダイヤモンドヘッドは、ハワイオアフ島にある標高232mの小さな休火山。大自然のパワーを感じられるスポットとして、世界中の人々から注目を集めています。

頂上にある展望台は、青い海や白い雲、都会的な街並みとビーチなどが見渡せる絶景スポット。ハワイに来たら絶対に押さえておきたい観光地の一つです！

ダイヤモンドヘッドの基本情報
住所：Diamond Head State Monument, Honolulu, HI 96815
営業時間：6:00～18:00（最終入山は～16:30）
休業日：1月1日、12月25日
入場料：5ドル～（3歳以下は無料）、駐車場は1台10ドル

ダイヤモンドヘッド登山の予約方法と入場料

2022年5月以降、現地での混雑を防ぐために、ハワイ州外からの旅行者がダイヤモンドヘッド登山を楽しむ際には事前予約が必須となりました。

ここからは、ダイヤモンドヘッド登山の予約方法と入場料、個人で行く場合とツアーで行く場合について確認していきましょう。

個人でダイヤモンドヘッドへ行く場合

個人でダイヤモンドヘッドへ行く場合には、公式ウェブサイト（ダイヤモンドヘッド州立記念碑オンライン予約システム）から予約を行います。

画像：© 2023 Hawai’i State Parks.
①最初にチケットの種類（Ticket Type）を選びましょう。
・「Parking and entry」
ダイヤモンドヘッドへアクセスするときにレンタカーを使用する場合は、駐車場付きのこちら
・「Entry only」
公共交通機関を使ってダイヤモンドヘッドへ行く場合には、入場券のみのこちら。

画像：© 2023 Hawai’i State Parks.
②次はダイヤモンドヘッドへ行く予約日（Booking Date）の指定。
※予約は30日前まで受け付けています。時間帯によっては混雑し、売り切れてしまう場合もありますので、早めの手続きがおすすめです。

画像：© 2023 Hawai’i State Parks.
③何人で行くか（# of entries）入力し、入場時間の枠を選択します。半透明になっている場合はその時間のチケットは売り切れ。時間帯または日付を選び直しましょう。

①～③をすべて選んだら「Let’s Go」ボタンを押してください。

画像：© 2023 Hawai’i State Parks.
予約内容と入場料・手数料込みの金額が表示されました。上記の画像は入場料のみの「Entry only」で、2023年11月1日、朝7時～8時に1名で予約した例。入場料は5ドル（1名）、手数料が1.15ドル、合計で6.15ドルです。

ちなみに駐車場付きの「Parking and entry」チケットを選んだ場合には、入場料5ドル（1名）、駐車場10ドル（1台）、手数料1.4ドル、合計16.4ドルとなります。
※3歳以下は入場無料、4歳からは大人と同じで1人5ドルの入場料となります。また、手数料は予約人数により異なります。

画像：© 2023 Hawai’i State Parks.
入力内容を確認したら画面下部にある「Enter customer details」を押し、氏名やメールアドレス、住所などの個人情報を入力。「Continue」ボタンを押して、クレジットカード番号を登録します。

入力はすべて英語で行ってください。少し戸惑いそうな部分を抜粋してみます。

First name：名前
Last name：名字
Verify email：Email欄で入力したメールアドレスの確認。もう一度同じアドレスを入力してください。
Address：番地（1丁目2番地3号の場合は「1-2-3」となります）
City：市区町村（港区は「Minato-ku」などローマ字変換の表記でOK）
Zip：郵便番号
Mobile：日本の国番号「+81」の後に電話番号を入力しましょう。
（最初の「0」の代わりが「+81」になります。自身の携帯番号が090-1234-5678だったら、+81 90-1234-5678）

※上記写真の画面に関しては、表示時間「15分」という制限があります。時間を過ぎると最初からやり直しになってしまうのでご注意ください。

画像：© 2023 Hawai’i State Parks.
個人情報の入力を終えると、QRコード付きの予約チケットが表示されます。

当日は、ダイヤモンドヘッドの受付でこちらのQRコードを提示して入場します。先ほど登録したメールアドレスにも同様のコードが送られてきますので、スマホにスクリーンショットを保存しておくのがおすすめ。QRコードを印刷した紙を見せて入場することもできますよ。

ツアーでダイヤモンドヘッドへ行く場合

基本的にはツアー会社が入場予約の手続きを代行してくれるので、面倒なことはひとつもありません！

ただし、いくつかのツアーは「送迎のみ（送りのみ）で、予約手続きに関してはお客様自身で」というスタイルを取っておりますので、ツアーを選ぶ際にきちんと確認しておきましょう。

ダイヤモンドヘッドへの行き方

ここではダイヤモンドヘッドまでのアクセス方法をチェックしていきましょう。ワイキキから向かう際の主な交通手段は、以下の5種類となります。
①ザ・バス
②トロリー
③レンタカー
④タクシー（UberやLyftなどを含む）
⑤ツアーに参加

ダイヤモンドヘッドへの行き方①ザ・バス

公共交通機関のザ・バス。1回の乗車賃は3ドル（6～17歳の子どもは1.5ドル）で、トロリーやタクシーなどと比べて低料金なことがメリットです。

ワイキキからダイヤモンドヘッド近くのバス停まで行く代表的なルートは2つ。

・ルート2の東行き（Eastbound）：WAIKIKI-DIAMOND HEAD-KCC
・ルート23の東行き（Eastbound）：Kai-Sea Life Park（またはKalala Valley）

乗車する場所にもよりますが、ダイヤモンドヘッドまでの所要時間はだいたい20～30分ほど。

降りるバス停は以下の2つ。

・ルート2の場合：227（18Th Ave + Opp Iwalani Pl）
・ルート23の場合：241（Diamond Head Rd + Opp 18th Ave）

どちらのバス停からでも、ダイヤモンドヘッド登山口までの距離は徒歩で20分前後となります。

ちなみにザ・バスの運行間隔は、ルート2は約10～15分、ルート23は約1時間です。路線の数が多く旅行者には少々わかりづらいため、公式アプリ「DaBus2」やGoogleMapで事前確認をしておくのがおすすめ！

ダイヤモンドヘッドへの行き方②トロリー

乗車するバス停にもよりますが、ザ・バスは目的地まで多くの停留所に止まったり、バスを降りる際の合図のタイミングが不安ということもあったりと、慣れない土地での路線バス利用は少しハードルが高いかもしれません。

そんなときにおすすめなのが観光向けのバス・トロリーです。HISが運営するLeaLeaトロリー、JTBのOLIOLIトロリーなどが走っていますが、ここではハワイの企業E NOA CORPORATION運営のワイキキ・トロリーをご紹介します。

ワイキキ・トロリーを利用してダイヤモンドヘッドへ向かう場合は、グリーンラインと呼ばれる路線に乗りましょう。1日乗り放題の乗車賃は18ドル（3～11歳の子どもは11ドル）。ワイキキ・ショッピング・プラザから乗車した場合、約30分でダイヤモンドヘッドの登山口近くに到着します。

トロリーを利用した場合に降りるバス停はこちら。

4（Diamond Head Crater）

公共交通機関のザ・バスと比べて割高になりますが、登山口のすぐそばまで連れて行ってくれるのは高ポイントですよね。

ダイヤモンドヘッドへの行き方③レンタカー

ハワイ旅行中にレンタカーを使う予定がある場合には、自分の運転でアクセスする方法も選択肢の一つに入ります。ダイヤモンドヘッドの入場チケットを予約する際には、駐車場付きの「Parking and entry」を選択しましょう。駐車場は登山口の受付近くにあるため利便性は抜群。ハワイでの車の運転に慣れている方にはおすすめの方法です。

ワイキキからの道順は、カラカウア通り（Kalakaua Ave）をダイヤモンドヘッド方面へ直進。ホノルル動物園の直前で左斜め方向、モンサラット通り（Monsarrat Ave）に入り、そのまま道なりに進みましょう。スタート地点や道路状況によりますが、ダイヤモンドヘッドの駐車場までは約15～20分で到着します。

ダイヤモンドヘッドへの行き方④タクシー（UberやLyftを含む）

タクシーやUberの料金を調べられるサービス「Ride Guru」で、ワイキキからダイヤモンドヘッドの駐車場の手前「カハラルックアウト（Kahala Lookout）」までの料金*を調べてみると以下のようになります。

・タクシー：24ドル前後
・Uber：10ドル前後
・Lyft：12ドル前後
（2023年10月現在）

*カハラルックアウトから登山口までは徒歩5分ほどで到着。タクシーで登山口すぐの駐車場内まで行く場合、入口で上記金額とは別にドロップオフ料金（駐車場の入場料・2ドル）が発生します。

グループでダイヤモンドヘッド登山の計画がある場合には比較的リーズナブルにアクセスできるのが特徴。ただし、タクシー利用の際は運転手さんと英語でのやり取りやチップのお渡しなど不安な要素が無いわけではありません。

会話やチップが不要なUberやLyftは、時間帯によっては手配が難しいこともあります。とくに早朝、「ダイヤモンドヘッド登山で朝日を見る」という計画の場合は、想像以上に手間がかかるかもしれません。

ダイヤモンドヘッドへの行き方⑤ツアー

ツアーでダイヤモンドヘッドへ行く利点は、何と言っても入山までがスムーズなこと！

上述のように、ダイヤモンドヘッド登山のための予約手続きを個人でやろうとすると、事前のオンライン予約（英語）から、行き帰りの車の手配までやることが山盛りです。もしダイヤモンドヘッドの頂上で朝日を見たい場合には、まだ暗い時間に慣れない土地で行動しなくてはなりません。

その点ツアーに申し込めば、早起きして集合場所に向かうだけでダイヤモンドヘッド登山を楽しめます。予約やアクセスに少しでも不安があるときには、ツアーに参加するのがおすすめです！

ダイヤモンドヘッド登山する際の服装や靴・持ち物

ダイヤモンドヘッド登山する時の服装の注意点、基本的な持ち物、準備しておくと役に立つ物をご紹介していきます。

服装の注意点

ハイキングに適した服装

ダイヤモンドヘッドは健康な方なら誰でも気軽に登ることができる低山ですが、道中には急な階段や露出した岩肌などが点在しています。スカートは避けて、Tシャツにパンツスタイルでの登山がおすすめ。山頂では強風が吹く場合もありますので、薄手のパーカーやウィンドブレーカーなど、状況に応じて調整できる服装だと安心です。

また標高の低い山とはいえ、季節によっては朝晩が冷え込みます。頂上から日の出を見るのにベストな時期といわれる12月・1月・2月は、少し厚めの上着を準備しておきたいところ。

履きなれたスニーカー

ダイヤモンドヘッド登山は、凸凹道や階段を歩きながら頂上を目指します。片道約30～40分の道のりなので、サンダルではなく履きなれたスニーカーを着用しましょう。

基本的な持ち物

飲料水

片道30～40分とはいえ、ダイヤモンドヘッド登山に水分補給は必須です。現地に自動販売機が設置されていますが、比較的早い時間に売り切れることが多く買えない可能性も。飲料水は事前に準備しておくのがおすすめです。

特に日中に登る場合は、日差しが強く熱中症のリスクが高まります。忘れないように持参しましょう。

帽子・サングラス

夜明け前からスタートするダイヤモンドヘッド登山でも、太陽が出てきた後は日差しがだんだんきつくなってます。帽子やサングラスを準備しておくと安心です。

準備しておくと良いもの

ハンドライト
ダイヤモンドヘッドの頂上で日の出を見られる季節は、まだ周囲が暗い中を歩くことになります。そのため足元を照らすハンドライトがあると安全。スマホのライト（懐中電灯）機能でも問題ありませんが、バッテリー残量には気を付けましょう。

ダイヤモンドヘッド登山にチャレンジ

ここからは、実際にダイヤモンドヘッド登山をしている様子をダイジェストでご紹介していきます！

ダイヤモンドヘッドの登山時間

まずはダイヤモンドヘッド登山にかかる時間をおさらいしておきましょう。山頂までは片道約30～40分。標高232mと低い山なので、健康な方なら年齢を問わずに絶景を楽しむことができますよ。

ダイヤモンドヘッド登山レポート

登山道の入口前にあるダイヤモンドヘッドのState Monumentの看板は、鉄板の記念撮影スポット。出発前に1枚撮っておきましょう！

こちらも登山道の入口前。お土産などが売っているビジターセンターです（営業時間は7時〜15時30分）。ビジターセンターの裏にトイレがあるので、登山スタート前に利用しましょう。
※登山道の途中にトイレはありません。

この看板が、ダイヤモンドヘッド登山のスタート地点。

10分ほど歩くと、舗装されたコンクリートから凸凹した細い道になります。

途中には展望台もあります。ここからの景色も必見！

暗いトンネルを通過する場面も。足元に気をつけて進みましょう。

トンネルから先の道は二手に分かれていました。

右側の道には長い上り階段。絵になります！
※画像は階段途中から見下ろしたところ。

左側の道は迂回ルート。海沿いを緩やかに進むコースです。体力的に不安がある方は迂回ルートから頂上を目指しましょう。

ダイヤモンドヘッドの頂上からの景色

ダイヤモンドヘッドの山頂に到着！ここからはワイキキのビル群からアラモアナエリアまでを見渡せます。

登山途中にもきれいな景色をたくさん見られますが、山頂からの眺めは別格の美しさ！空気も美味しく感じます。

ダイヤモンドヘッド山頂でご来光を拝める時期は、日の出が6時台後半～7時前後となる12月から2月まで。それ以外の時期は、日の出の時間と登山ゲートオープンの時間（6時）が重なってしまうのでご注意ください。

ダイヤモンドヘッド山頂でサンセットを見たい場合も、同様に12月から2月あたりがおすすめ。というのもダイヤモンドヘッドは最終入山時刻が16時30分。18時には登山ゲートが閉まってしまうので、日の入りが18時前後の冬場が狙い目となります。
※画像は入場ゲートからの日の出。夏場は日の出が6時前、日の入りは19時以降となります。

下りの道にも絶景が広がっています！景色を見ながら歩く余裕はありますが「片道30～40分のコースだから」と侮らず、適度に休憩を取って水分をしっかり補給しましょう。

ダイヤモンドヘッド登山のツアーに参加した場合は、下山後にダイヤモンドヘッド登頂証明書をもらえることも*。一生の思い出に残る嬉しいサービスです！
*登頂証明書の有無はツアー催行会社によって異なります。

ダイヤモンドヘッド登山後に訪れたいおすすめスポット

ダイヤモンドヘッド登山の後にワイキキ方面へ戻るなら、帰りにレナーズへ立ち寄ったり、土曜日であればKCCファーマーズマーケットでお買い物をするのもおすすめ！

ダイヤモンドヘッドからレナーズ本店への行き方

レナーズは60年以上も歴史のあるハワイの老舗ベーカリーです。そんなレナーズの看板商品はマラサダ。テレビや雑誌のハワイの名物グルメ特集では必ず紹介されるほどの人気スイーツです。

レナーズ本店は朝5時30分から営業しているので、ダイヤモンドヘッドで日の出を見た後すぐに来店してもOK！

レナーズベーカリー本店の基本情報
住所：933 Kapahulu Ave, Honolulu, HI 96816
営業時間：5:30～19:00
休業日：無休
アクセス：レナーズ本店は、ダイヤモンドヘッド（カハラルックアウト）から3km強の場所に位置しています。ザ・バスで行く場合、最寄りのバス停は「Kapahulu Ave + Olu St」。路線によって異なりますがおよそ15～25分の距離です。タクシーを利用すれば10分弱で到着（配車時の待ち時間をのぞきます）。料金は約20ドル、Uberの場合は約10ドルです。

ダイヤモンドヘッドからKCCファーマーズマーケットへの行き方

KCCファーマーズマーケットは、ダイヤモンドヘッドの麓にある駐車場で毎週土曜日の朝8時から11時に開かれる朝市。60〜80の店舗が出店し、ハワイ産の新鮮な食材のほか、パンやお菓子、ハンバーガーなどのフード、コーヒーやトロピカルジュースといったハワイらしいドリンクも並びます。
※火曜日にも開催されますが、出店数は10前後と小規模になります。

KCCファーマーズマーケットの基本情報
住所：Parking Lot C, 4303 Diamond Head Rd, Honolulu, HI 96816
営業時間：7:30～11:00（火曜は16:00～19:00）
休業日：毎週火・土曜日開催（日・月曜、水～金曜はお休み）
アクセス：KCCファーマーズマーケットは、ダイヤモンドヘッド（カハラルックアウト）からおよそ750mの場所に位置しています。徒歩約10分（登山口からは15～20分程度）の距離なので、景色を楽しみながらのんびり歩いて行くのがおすすめです。

ダイヤモンドヘッドから日の出が見られるツアー

ダイヤモンドヘッド登山で日の出を見たい！と思ったらツアーに参加するのがおすすめ。実際にどんなツアーがあるのか見ていきましょう。

Hello Activity	ツアー名	ポイント
59ドル／人	ダイヤモンドヘッド日の出	・早朝のダイヤモンドヘッド登山で気分爽快・ダイヤモンドヘッドの入場手続きはツアー会社におまかせ・早朝のツアーなので後の予定が立てやすい
60ドル／人	土曜限定!! 早朝ダイヤモンドヘッドハイキング&KCCファーマーズマーケット/カイルア付きプランあり!	・ダイヤモンドヘッド頂上からのパノラマビューは必見・ダイヤモンドヘッドの入場手続きが不要・KCCマーケットやカイルアタウンにも行ける充実プラン
113ドル／人	ダイヤモンドヘッド日の出ハイキングとカイルアタウン	・ダイヤモンドヘッド山頂で朝日を浴びられる・入場手続き無しでダイヤモンドヘッド登山を楽しめる・注目のおしゃれタウン・カイルアにも行ける
25～30ドル／人	【ハロアク限定割引$30→$25】土曜日限定・ダイヤモンドヘッド片道シャトル	・ダイヤモンドヘッド頂上の絶景を満喫・土曜限定ツアーなのでKCCマーケットに行ける・日本語ガイドさん（ドライバーさん）だから安心